<スコ文研名古屋支部設立> 03.09.30 惹樽

2003年9月28日、スコッチ文化研究所名古屋支部が設立され(連絡先は Stand Bar)、4年以上毎月開催されてきたコニサーズクラブは、その例会を兼ねて開催されることになり、新たなスタートを切ることになった。

支部設立ということで、参加者10名、初参加のメンバー1名を迎えることができ、うれしいスタートとなった。記念のテイスティング会は恒例によりテーマを明かさないままブラインドテイスティングで行われた。今回のテーマは「ポート樽熟成&フィニッシュ、同じ蒸留所で揃えることの多いいつもとは異なり、様々な地区からバラエティに富んだモルトを集める結果となり、参加者を大いに悩ませた。もっともコニサーズクラブ参加者の多くは、騙されることに喜びを感じているようである。

先日出席したソサエティの記念イベント(サントリー山崎蒸留所)において、リチャード・ゴードン代表の話が聞けたが、そこでソサエティのテイスティングパネルは常に蒸留所名を明かさずブラインドで行われるということだった。「先入観を排してモルトをテイスティングすると何が見えるのか?」を念頭に我々が行ってきたスタイルに近いということで、我が意を得たりといったところ。

私は最近のコニサーズクラブでは出品者側に回ることが多くなっているので、テーマは途中でわれてしまうことが多く、ちょっと寂しい思いをしている。なまじ分かってしまうと言いたいことが言えないのだ。逆に、Stand Bar のマスターと二人で、あれこれテーマを考える楽しみを味わってはいるのだが。こんなテーマでテイスティングしてみたいというアイディアを持ってみえる方がいたら、ぜひ参加して私や他のメンバーを騙してください。道場破りを待ってます。