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SMWS試飲会 テイスティングノート

   2005.9.25 BAR BARNSにて

山崎 白秋 記  

出品ボトル一覧

 

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code
age
alc
distillery
comment (ソサエティ)
38y
51.8%
New 修道士の香膏とスグリ
37y
47.2%
New スノードロップの囁き
38y
48.5%
New 黒い森のガトー
38y
44.6%
New アラビアの喜び
36y
52.1%
New 綿菓子と花火
16y
50.8%
New ラグビー用品一式、泥のついたシューズ、ベークウェルタルト
12y
58.3%
New ブラックジャック
13y
56.0%
New ドライフルーツ、スパイスとゴム
16y
52.8%
New 蜂蜜を塗ったハム
24y
57.9%
New アイスヴァインとレッドペッパーコーン
17y
56.6%
New ベリーニ
18y
50.5%
New ユーシモール喫煙者の歯磨き粉
18y
54.1%
New キルトを着たサムライ
15y
61.8%
New 熟してバーボンのよう
17y
59.4%
宮城峡
New ベイクウェルタルトと軽く焼き上げたキャンディー
16y
59.3%
宮城峡
New アマッレット-アマレッティー

 

  ★★★ No.1]  1.111   グレンファークラス  38年   51.8%  ★★★

【香】ややひねた香りが立つ。シェリー樽由来のこげたゴムはあるが、いやみなものではない。しばらくするとバーボン樽のごときバニラ香があらわれる。

【味】こげた印象、やや邪魔ではある。熟成感は十分堪能できる。さらにフルーティーさもすばらしい。


 
★★★ [
No.2]  1.118   グレンファークラス  37年   47.2%  ★★★

【香】まずウッディーな熟成感が飛び込んでくる。さらに高貴な香りにまったりとしたキャラメル香、熟したイチゴと次から次ぎへと香りが湧き出てくる。

【味】すばらしい熟成感、とにかくウッディーである。酸味もほどよく、さらに渋みが現れ期待を裏切らないモルトである。



 
★★★
 [
No.3]  1.122   グレンファークラス  38年   48.5%  ★★★

【香】意外にもライト、アルコール感さえ感じる。やや単調なかおり。

【味】アルコール感が強い、渋みが心地よい。しばらくすれば熟成由来のキャラメルが現れる。

 ★★★ [No.4]  1.125   グレンファークラス  38年   44.6%  ★★★

【香】キャラメル香がまず立ってくる。その後、梨、りんごなどさわやかなフルーツがいくつも出現してくる。熟成感よりさわやか感が強い、めずらしい長熟モルトである。

【味】ウッディーな熟成感、さらにキャラメル味がすばらしい。渋みが長熟であることさりげなく主張している。

 ★★★ [No.5]  7.28   ロングモーン  36年  59.7%  ★★★

【香】深い立ち香、やや醤油の香り。エステリーな熟成香がすばらしい。さらに甘い香りに満たされる。その後、バニラが強く出てくる。

【味】ややこげたところはあるが、熟成感と酸味で非常にうまいと感じる。その後すばらしくウッディーとなる。


 ★★★
 No.6]  23.48  ブルックラディ   16年   50.8%   ★★★

【香】ライトかつアルコール感が強い。甘い香り、砂糖水の香り。

【味】ボウモアを連想させる化粧品系の含み香。

 ★★★ No.7]  24.74   マッカラン   12年   58.3%   ★★★

【香】キャラメル香が強く、まったりしている。こげたゴムが強い。ひねた香り。

【味】やはりこげたゴムは強い、湿気て暗い印象。

 ★★★ No.8]  24.80   マッカラン   13年   56.0%   ★★★

 ※ この24.80については、山崎白秋さんの印象が24.74とほとんど共通していたということなのでテイスティングコメントは省かせていただきます(惹樽)

 ★★★ No.9]  27.59  スプリングバンク   16年   52.8%  ★★★

【香】アルコール感が強くドライである。

【味】ぶどう系のフルーツ。ややピートを感じる。ドライかつ甘い。

 ★★★ No.10]  38.13   キャパドニック   24年   57.9%  ★★★

【香】香りが弱い。砂糖水の香り。アルコール感強い。しだいにキャラメル香が立ってくる。

【味】硬質な味わい。やはりアルコール感が強い。

 ★★★ No.11]  73.15   オルトモア    13年   56.6%  ★★★

【香】まったりとした印象。たくあん、あるいはヌカの香り。

【味】香りの印象とは打って変わってさわやかである。ぶどう、りんごなどのフルーツがつぎつぎ現れる。やや甘い。軽いピート。

 ★★★ No.12]  116.5    余市      18年   50.5%  ★★★

【香】ピーティーかつジャーキー、アイラ産と間違うくらい。フルーティーさもピートにまけず強い。

【味】酸味が強い。爽やかさとピーティーの両立。明るい印象のモルトである。

 ★★★ No.13]  116.6    余市      18年   54.1%  ★★★

【香】フルーティーかつピーティー。アイラ産とは異なり爽やか。

【味】甘いラフロイグか。ピートは強い。

 ★★★ No.14]  116.7    余市      15年   61.8%  ★★★

【香】すばらしくウッディー。熟成由来のキャラメル香。甘い香りも強い。軽くピーティー。

【味】ぴりぴりと口を刺す。酸味が心地よく、中程度の熟成感。

 ★★★ No.15]  124.1    宮城峡     17年   59.4%  ★★★

【香】ドライな印象。その後、熟成香が際立ってくる。ハイランドモルトに似たフルーティーな香り。軽くシェリー香も。

【味】アルコール感は強い、フルーティーかつ酸味がきいてバランスが良い。ほどよく熟成感が感じられ、非常によくできたモルト。

 ★★★ No.16]  124.2    宮城峡     16年   59.4%  ★★★

【香】さわやか、かつウッディー。その後バニラ香が立ってくる。洗練されたモルト。

【味】フルーティーかつウッディー。軽い熟成感。