GLENLIVET グレンリベット -- Speyside --

  1. SMWS 2.65 29y 56.1%

  2. The GLENLIVET 12y 40% (2005)

  3. The GLENLIVET 12y 40% (1995?)

  4. The GLENLIVET 12y 40% (1990?)

  5. SMWS 2.60 16y 56.7%

  6. Signatory Vintage 1976 26y 56.5%

  7. Douglas Laing The Old & Rare 33y 57.4%

  8. Acorn's Natural Malt Selection 27y 58.65%

  9. SMWS 2.48 13y 59.4%

  10. SMWS Special Bottling 2.38 34y 65.3%

  11. The GLENLIVET Cellar Collection 46%

  12. The GLENLIVET 12y 40% (2003)

    Tasting Note Top Page

 

GLENLIVET
2.65
Age
Alc.
Bottler
29y
56.1%
SMWS(ソサエティ)
Distilled
Bottled
Memo
1975.12
2005.10
Refill Hogshead Out-turn 190(ボトリングされた本数)
Who
When
Where
惹樽
2006.4.9
BAR BARNS(SMWS試飲会)

(香)微妙に変化する甘い香りが交じり合い、花園にいるかのよう。

(味)しっかりしたボディを感じるが極めてまろやか。ほどよくウッディでミントも感じる。文句なしに素晴らしいモルトである。

(SMWS試飲会のテイスティングノートより)

THE GLENLIVET
Aged 12 years
Age
Alc.
Bottler
12y
40%
オフィシャル
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2005.8.13

(香り) 爽やかで酸味が心地よい。ツンとフルーティー。ピッチの高い香り。次第にバニラの香りが立ってくる。さらにリンゴの香りも。

(味) 酸味は心地よいが、雑味も強い。焼酎系のアルコールを感じる。

オフィシャル新旧ボトル比較テイスティングにて

2003.6.18に試飲したボトルとは明らかに別バージョンである(惹樽)

 

THE GLENLIVET
Aged 12 years
Age
Alc.
Bottler
12y
43%
オフィシャル
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2005.8.13
harazaki

(香り) ピートをまぶしたリンゴの香り。ややまったりとして甘い香り。

(味) シャープで酸味が心地よい。フルーティー。

【旧ボトルデータ】 (harazaki)
☆グレンリベット12年 750ml 43% 富士貿易
 ラベルのアザミの花がリベットの表記よりも下 90年代中頃 リベットは頻繁にラベルが変わるので解りやすい。余り注目されていないせいかヤフオクにも出てこない。5−7千円。

オフィシャル新旧ボトル比較テイスティングにて

 

THE GLENLIVET
Aged 12 years
Age
Alc.
Bottler
12y
43%
オフィシャル
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2005.8.13
harazaki

(香り) ピートをまぶしたリンゴの香り。ややまったりとして甘い香り。

(味) シャープで酸味が心地よい。フルーティー。

【旧ボトルデータ】 (harazaki)
☆グレンリベット12年 750ml 43% 並行輸入物?
  80年代中頃から90年代始め?提供させていただいたボトルはピュアシングルモルト表記 ヤフオクで1.5万円〜。古くなるとアンブレンデット表記。ヤフオクでは2万から。

オフィシャル新旧ボトル比較テイスティングにて

 

GLENLIVET
2.60
Age
Alc.
Bottler
16y
56.7%
SMWS(ソサエティ)
Distilled
Bottled
Memo
1974.6
Out-turn 506(ボトリングされた本数)
Who
When
Where
山崎白秋
2005.7.10
BAR BARNS(SMWS試飲会)

(香)とにかくフルーティー、フレッシュではあるが奥には熟成香が感じられる。ごく軽くではあるがシェリー樽由来の個性がある。

(味)やはりフルーティー。ハーブ、ミントも軽く味わうことができる。

(SMWS試飲会のテイスティングノートより)


GLENLIVET
Vintage 1976
Age
Alc.
Bottler
26y
56.5%
Signatory
Distilled
Bottled
Memo
1976.3
2002.4
-
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2003.12.28
Stand Bar
Stand Bar

(香り)トップノートはシェリーである、ややこげた香りシェリーでありファーストフィルのシェリー樽であろう。こげてはいても上品な種類のシェリーである。その後、長熟からくる、熟れたバナナの香りで包まれる。 こげたゴムの香りは時間とともに強くなってくる。「シェリーものはちょっと」といわれる方は避けたほうがよいモルトといえる。
シェリー樽の使い方はほんとうに難しい。長熟でありながら、こげた印象が強くでてしまうととたんに下品に感じてしまうものである。このモルトはちょうどぎりぎりの線といったところであろうか。

(味) シェリー樽を強く感じる。シェリーにマスキングされ26年熟成の複雑さが感じられない。もちろん12年ものにくらべればうまいのではあるが、他の4本のできがよいだけにぶが悪い。

(コニサーズクラブ 03年12月のテイスティングノートより)

GLENLIVET
The Old & Rare Platinum Selection Aged 33 Years
Age
Alc.
Bottler
33y
57.4%
Douglas Laing
Distilled
Bottled
Memo
1969
2002
199 bottles
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2003.12.28
Stand Bar
惹樽

(香り) ウッディー、木の香りがすばらしい。濃厚な熟成香、ナッティー。じゃまにならないシェリー香。 厳選された樽を使ったと思わせるのに十分な香りである。奥にはかすかなピートを感じ、くどさを抑えるのに一役かっている。さらにエステリーな香りも十分である。
フルーツの種類としてはグレープであろうか。メンバーのなかには焦げたゴムがつよく、ややくどさを感じたことも付け加えておきたい。

(味) 味にはやや焦げたゴムを感じるが、柑橘系の味がバランスして、邪魔とかんじるほどではない。 ここでも木の香りは非常に心地よく、たいへん幸せな気分にさせてくれるモルトである。もちろんフィニッシュは長く、グラスはいつまでも、すばらしい木の香りを放ち続ける。

(コニサーズクラブ 03年12月のテイスティングノートより)
2003.8.16 惹樽によるテイスティングノート(自宅)

(色)透明感のある赤褐色。磨きこんだウォルナットを思わせる。

(香)甘い香りと酸味が入り混じった乾燥プルーンのような濃厚なシェリー香。オーク香も感じるが33年という熟成年数とは思えないほど弱い。シェリー樽長期熟成にありがちなゴム臭やひねた香りも感じない。

(味)味も濃厚で熟成年数からは考えられないパワーを感じる。青リンゴのような風味が口の中に広がり、それが焦げ臭さに変わり心地よい苦味が長く尾をひく。リンゴとブランデーを使った大人向けのケーキといったところか。

30年以上の熟成で、ここまでフルーティーで、しかもパンチのあるモルトには初めて出会ったように思う。シェリー樽熟成ならば普通400本以上ボトリングできるはずだが、わずか199本しかボトリングされていない。これも年数からは考えられないアルコール度数から推測するとシェリー樽を組みなおしたホグスヘッドのセカンドまたはサードフィルか?いずれにしても稀有なモルトである。

GLENLIVET
Matural Malt Selection Years 27 old
Age
Alc.
Bottler
27y
58.65%
Acorn
Distilled
Bottled
Memo
1972.5
1999.5
-
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2003.12.28
Stand Bar
惹樽

(香り)第一印象は「ほこりっぽい」である、やや硬質な香り。かおりの立ちの非常に遅く、香りの種類の少なさにだれもが長熟とは感じなかったと思う。 長熟ではあるが、麦由来の若さをかんじる。ただし、いわゆる「モルティ」と感じるまで若くはない。やや酸味を感じる。

(味) 「からい」が第一印象である。なおかつぴりぴりと感じ、ドライな印象である。 しばらくするとフルーティーな味がでてくるが、かれた印象が強い。スペイサイドモルトとかんじられないモルトである。あえていえば、ピートをおさえた長熟のアイラモルトといったところか。

(コニサーズクラブ 03年12月のテイスティングノートより)

GLENLIVET
2.48
Age
Alc.
Bottler
13y
59.4%
SMWS
Distilled
Bottled
Memo
1989.11
2003.5
ボトリング本数 288
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2003.12.28
Stand Bar
惹樽

(香り)高貴で上質な香水のかおり。さわやかな印象。古いエドラダワーに感じるおしろい系の香りではあるが、それほど強いものではない。
ジンジャーの香りも感じ、なかなか複雑な香りである。その後熟成香も感じられ、まったり甘いバニラのかおりが支配する。

(味) つんと硬質なぶどうの風味。ややいがいがとした、軽いピートを感じることになるが全体を引き締める程度もものである。
その後、麦芽風味の若さが感じられる、いわゆる「モルティ」である。かおりに複雑さや、オリジナリティーを感じただけに、味の若さには非常に残念ではある。

(コニサーズクラブ 03年12月のテイスティングノートより)

GLENLIVET

Special Bottling 2.38

Age
Alc.
Bottler
34y
65.3%
SMWS
Distilled
Bottled
Memo
1966.11
2001.6
500ml
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2003.12.28
Stand Bar
惹樽

まずスペックをみていただきたい、35年ものでありながら、65.3%である。いったいどんなアルコール度数で樽詰したのであろうか。天使からアルコールをわけてもらったのか。

(香り)上品なテステル香に包まれる。シェリー香も十分に香り、心地よい。リフィルシェリーで熟成したあと、バーボン樽で短期間フィニッシュした印象である。
木の香りもすばらしく、森に包まれて熟成したような風景を連想させる。 やや、こげたゴムをかんじるが下品ではない。非常にうまいとかんじるが、一方複雑さが年数のわりには少ないと感じられた。

(味) エステリーかつウッディーである、しぶみやうまみ成分が多量にふくまれ、ひじょうに味わい深い。ボディーがきわめてビッグである、酸味とフルーツも十分である。 フィニッシュはいつまでも長い。ビッグなボディでありながら、何杯でもいけそうなモルトである。

(コニサーズクラブ 03年12月のテイスティングノートより)

THE GLENLIVET
CELLAR COLLECTION
Age
Alc.
Bottler
-
46%
Official
Distilled
Bottled
Memo
1983
2003
フレンチオークフィニッシュ
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2003.11.13
阪急デパート梅田店
-

(香り)まようことなきグレンリベットのフルーツ香とでも言おうか、フルーツのお祭り。ただしボディはライト、20年の熟成はかんじられない。

時間とともに熟成が深くかんじられるようになる。ナッツ、エステルのかおりもわずかにかんじられる。いがいにドライである。

(味)なし、もも、ぶどう、りんごと味の方もフルーツのデパートといえよう。ややピートを感じ、フルーツを感じさせながらドライな印象。加水すれば、さらにフルーティーさが際立ってくる。

(2003.11.13 英国フェア2003 にて)

THE GLENLIVET
Aged 12 years
Age
Alc.
Bottler
12y
40%
オフィシャル
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2003.8.10
Stand Bar
Stand Bar

(香り) 同時にテイスティングしたグレンフィディックとよく似ていて、甘く、かつ草のかおりがするが、多少フルーティーである。モルティーかつかすかに紙くさい。軽くピートを感じる。

(味) フルーティー、ややドライ。加水すると、リベット独特のフルーツジュースとなる。

今回テイスティングした4本中(他にはオーバンとグレンモーレンジ)正解したのは、この一本のみであった。オフィシャルのブラインドテイスティングは意外と難しいものである。


2003.6.18 惹樽のテイスティングノート(Stand Bar

(香り) 上品な甘さを感じさせるトップノートでレーズンを連想させ力強い。

(味) やはりレーズンを思わせるややビターを伴った甘みが口の中に広がり思った以上に長く続く。

以前に購入して飲んだときはずいぶん香り、味とも薄い印象だったが、12年熟成にしては若さが感じられず、万人向けするおいしさだと思う。やはりスペイサイドの雄にふさわしいスタンダードボトルであると再認識した。 モルトの入門用としておすすめ。