ARDBEG アードベッグ -- Islay --

  1. ARDBEG KILDALTON 1980y 57.6%

  2. SMWS 33.50 10y 59.5%

  3. SPRIT OF SCOTLAND ARDBEG 10y 56.2%

  4. ARDBEG 1997 6y COMMITTEE RESERVE 58.9%

  5. ARDBEG UIGEDAIL 54.2%

  6. ARDBEG TEN CASK STRENGTH 57.8%

  7. ARDBEG TEN 46 0%

  8. OLD MALT CASK ARDBEG 24y 50.0%

  9. SPRIT OF SCOTLAND ARDBEG 12y 56.4%

  10. Mackillop's Chice ARDBEG 1991 11y 57.4%

  11. SMWS 33.48 8y 59.8%

    Tasting Note Top Page
ARDBEG
KILDALTON
Age
Alc.
Bottler
24y
57.6%
Official
Distilled
Bottled
Memo
1980
-
-
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2005.3.19

(香り)いがいがと軽いピート香。エステリーかつ心地よい酸味を感じる。しばらくすればまったりとバターを思わせる香り。

(味)酸味がほど良く、軽くピートが効いているあじわい。やがて甘さを感じるようになる。さらに奥にはレモン。エステリーな熟成感もすばらしい。

(第13回 BAR HAYAFUNE シングルモルトの会 のテイスティングノートより)

 


ARDBEG
33.50
Age
Alc.
Bottler
10y
59.5%
SMWS(ソサエティ)
Distilled
Bottled
Memo
1994.5
-
Out-turn 383(ボトリング本数)
Who
When
Where
山崎白秋
2004.12.12
BAR BARNS(SMWS試飲会)

(香)きわめて濃厚、重い香り。酸味を思わせる香りもある。チョコと漬物の香り。 遠くでピート香。ピートは強いはずであるが、他の濃厚な香りに負けているようである。

(味)酸味と強いピート。重くのみごたえ十分。

(SMWS試飲会のテイスティングノートより)


ARDBEG
SPIRIT OF SCOTLAND
Age
Alc.
Bottler
10y
56.2%
Gordon & Macphail
Distilled
Bottled
Memo
1993
-
-
Who
When
Where
Whoes
山崎白秋
2004.5.23
Stand Bar
惹樽

(香り)トップノートはハイランド系のドライなフルーツ、もも系のフルーツである。その後かすかにシェリー香を感じるようになる。 熟成感もほどよく感じられる。ややアルコール臭が感じられるのは思ったより若いからだろうか。 しばらくすると、ミルクキャラメルの印象が強くなってくる。昔なつかしい森永キャラメルが思い出される。

(味) シャープでややドライな印象。反面、湿気た印象もあり、複雑である。ピートも中程度効いている。 テイスティング中には感じられなかったが、湿気た印象はシェリー樽からきていたのかもしれない。

ピートは良く効いているがシェリーがでしゃばって来ないので、ピートとシェリーをよくバランスさせた秀逸なモルトといえる。

(コニサーズクラブ 04年5月のテイスティングノートより)

 

ARDBEG
1997 - 2003 COMMITTEE RESERVE
Age
Alc.
Bottler
6y
58.9%
Official
Distilled
Bottled
Memo
1997
2003
当初はCOMMITEE会員向けに限定販売された
Who
When
Where
Whose
惹樽
2004.5.2
BAR THINK 浜松店
BAR THINK 浜松店

(香)度数が高めなせいか、最初はあまり香りがたたない。ややニューポッティーな香りは感じるが、これはラベルの最上部にある「VERY YOUNG」の文字にひきずられたせいかも?スモーキーではあるがそれほど強いものではない。

(味) 最初にかなり強い甘さと煙を感じた。バーボンバレルのファーストフィルか?そしてセメダインを連想させる強い刺激が舌を刺す。

ラベルにべったりと「FOR DISCUSSION」の文字。「VERY YOUNG」の文字とあいまって暴れん坊を想像したら、肩透かしを食った。一見悪ぶっているけど実は育ちのいいお坊ちゃんといったところか?しかしアードベッグの造りが明らかに変わったと思わせるには十分で、「こんなんになりました~」(なぜか大阪弁)と言うことで、そこが「どうぞ議論してください」という意味なのかもしれない。

(スコ文研浜松支部 酒味の会 04年5月のテイスティングノートより)

 

ARDBEG
UIGEADAIL
Age
Alc.
Bottler
-
54.2%
オフィシャル
Who
When
Where
Whoes
harazaki
2003.12.2
自宅
harazaki

アードベック10年カスク(57.8%)と飲み比べてみました。

色:両方ともに薄いゴールド。UIGEADAILは10年カスクに比べ少し赤い。
香:湿った土、海草、かすかに硫黄。加水してもあまり香りは開かない。どことなくフルーツ系の香り
味:ボディーはミディアム。スモーキー、かすかにオイリー、塩ではなく潮っぽい。グレープフルーツ系の甘さ、ドライ。アフターは長く、心地よい切れ。アードベックの個性は十分に現れている。少し(2、3滴)加水するとスモーキーさと嫌みのない甘さが現れ、こちらの方がバランスがいい。

この2本を飲み比べ、最初から力強い10年カスク、(ビールではないが)喉ごしがよく、フィニッシュが心地よいUIGEADAILというところでしょうか。たまには10年カスク、普段飲むにはUIGEADAIL。同時に封開けしたらUIGEADAILが先になくなりそうです。

ところで、UIGEADAIL 定番商品になるのでしょうか? オフィシャル・54.2度で6千円台。なかなかのコストパフォーマンスだと思います。

----------酒販店さんからの商品案内--------

商品名の(ウーガダール)はアードベックの仕込水の湖の名前。

本製品は、1991年、1998年蒸留のバーボン樽で熟成した原酒と1976年、1977年蒸留のシェリーカスクで熟成した原酒をバッティングしたシングルモルトです。

アードベッグならではのピートの香リを基調に、バーボン樽熟成のフレッシュな甘みトシェリー樽で熟成した事に由来する深みのある甘さが見事に調和した逸品です。


ARDBEG
TEN Cask Strength
Age
Alc.
Bottler
10y
57.8%
オフィシャル
Who
When
Where
Whoes
harazaki
2003.7.29
自宅
harazaki

昨日、手元に届き、先ほど封開けしました。
57.8度、ちょうどラガヴァーリン12年カスク2ndと同じ度数ですが、アードベックのほうがボディが軽いためかアルコール度数の高さを感じません。(すいません、ラガヴァーリンは1stの58度しか飲んでません)

アードベックTENを想像しながら飲むと肩透かしされた感じにはなりますが、ミディアムボディでなかなか「いける」と思います。香りはチョコレート、コーヒー豆、少しこげた感じがします。口に含むとまず心地いい甘さがきて、その後ぐっとピーティになります。
色はそれほど付いていません。

少し前に販売していたJISのカスクのほうが私の好みに合っています。オフシャルですからしょうがないですが・・・。値段が税・送料込みで1万円でした。これが7-9千円でしたら買いですが、1万円を超え、900本限定となるとコレクターアイテムになってしまうのでしょうか?

 

ARDBEG
TEN
Age
Alc.
Bottler
10y
46.0%
オフィシャル
Who
When
Where
Whoes
山崎白秋
2003.5.25
Stand Bar
Stand Bar

(香り) まずアルコール臭が鼻につき、香りの開くのを妨げる。しかしすぐにアルコール臭は感じられなくなり、上品なフルーツ、 そしてはちみつのような甘い香りを感じるようになる。ボディはライトである。

(味) ピートを強く感じるが、アードベッグを印象づけるほどに強いものではない。そのあとフルーツの味もでてくる。 味は、香りほどライトではないが、それほど複雑な味でもない。

(コニサーズクラブ 03年5月のテイスティングノートより)


(惹樽のコメント)
このときには最初の甘い香りに幻惑されたのと、続く2本目以降に強烈なものが出てきたためか、ピートを感じることができなかったが、後日同じボトルをテイスティングしたら時間の経過とともにアードベッグのスモーキーな個性を感じられるようになった。

フルーツ香とピート香、軽い甘さとスモーキーな味わいがバランスしたよくできたオフィシャルだと思う。

 

ARDBEG
OLD MALT CASK Aged 24years
Age
Alc.
Bottler
24y
50.0%
ダグラスラング
Distilled
Bottled
Memo
1975
-
-
Who
When
Where
Whoes
山崎白秋
2003.5.25
Stand Bar
Stand Bar

(香り) かつてこんな香りのモルトを味わったことがない。そんな印象をだれもが持たれると思う。 あえていえば、木の樹液の香りとでも言おうか、一種独特のものである。木をのこぎりできったときの匂いも。 その後まったりとした甘い香りと熟成香たってきて、かすかにシェリー樽の個性も感じられる。さらにラムの香りもわずかにある。

(味) 味もやはり香りに負けず樹液を連想させるものである。さらにひねた味、にがい印象も。そのあと、やっとピートである。酸味も感じられる こんなモルトを出すのはいったいどこの蒸留所なんだろうか、そんなことを考えながら味わっていた。まだまだ、 未体験の香りと味をプレゼントしてくれる、モルトはほんと奥が深い。

自宅にも一本置いておきたい。そんな印象をもった特別なモルトであった。

(コニサーズクラブ 03年5月のテイスティングノートより)


(惹樽のコメント)
乾ききっていない木材や樹液を思わせる強烈な香りで、まるで接着剤の臭いが抜けない新築の家の中にいるよう。とにかく個性的なモルトだった。

 

ARDBEG
SPIRIT OF SCOTLAND
Age
Alc.
Bottler
12y
56.4%
Gordon & Macphail
Distilled
Bottled
Memo
1990
-
-
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2003.5.25
Stand Bar
Stand Bar

(香り)トップノートは甘い香り、さらにチョコの香りが甘い印象を増長する。その後上品な熟成香が感じられるようになり、 長熟ものかなと思わせる。奥にはシェリー香も。

(味) 酸味、ピート、フルーティーの三拍子である。ここでブラインドテイストのおもしろさなのであるが、このモルト、 私はブローラと確信していた。上記の三拍子はブローラのものであるからだ。 しばらくすると、かすかにボウモアの個性である石鹸香も顔をだしてくる。そんな印象であるから、アードベッグとしてはバランスのとれた、 ある意味出来のよいモルトである。アードベッグのハードパンチとはちがう傾向の一本である。 さらによいモルトに出会う確率の低い(ごめんなさい)GMにしては、出色の出来である。

(コニサーズクラブ 03年5月のテイスティングノートより)


(惹樽のコメント)
ボウモアによくある石けん香とプラスチックを口にしたような味わいを感じた。

 

 

 

ARDBEG
Mackillop's Choice Single Cask ARDBEG 1991
Age
Alc.
Bottler
11y
57.4%
Mackillop's Choice
Distilled
Bottled
Memo
1991
 
 
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2003.5.25
Stand Bar
Stand Bar

(香り)まず、アルコール臭がつよく感じられ、そのあとグレープフルーツを感じるようになる。柑橘系の香りである。さらに「いがっ」っとした印象、ピート香からくるものであるうか。やや熟成もかんじられる。

(味) やはり、酸味、ピート、フルーティーである。フルーツは甘さよりも柑橘系のツンとした酸っぱい系のものである。

(コニサーズクラブ 03年5月のテイスティングノートより)


(惹樽のコメント)
私には典型的なアードベッグのスモークがあるように思われた。本当にらしくておいしいアードベッグ。

 

 

ARDBEG
33.48 ___"Plasticine and marzipan "
Age
Alc.
Bottler
8y
59.8%
SMWS(ソサエティ)
Distilled
Bottled
Memo
1993.8
 -
Out-turn 280(ボトリングされた本数)
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2003.5.25
Stand Bar
MW氏

(香り) まずたってくるのは、なまぐさい香りである。海のなまぐささとはちょっとちがう種類のものである。その後、 明確なキャラメルをかんじられるようになる、さらにシェリー香も奥にあり、熟成したモルトを感じさせる。 あとでボトルをみておどろくことになるのだが、このモルトはたった8年の熟成なのである。

(味) このモルトも、酸味、ピート、フルーティーである、さらに、にがみ成分も感じられる。バランスのとれたあじわいではるが、 香りほどの熟成と複雑さはないところが残念である。

(コニサーズクラブ 03年5月のテイスティングノートより)


(惹樽のコメント)
2002年のSMWS Winter Bottlings に載ったとき、先着順・電話注文で売り出され、5分足らずで売り切れたそうで、私は手に入れられなかったボトル。