HIGHLAND PARK ハイランドパーク -- Islands --

  1. SMWS 4.106 16y 60.5%

  2. Kingsbury Celtic 1981 22y 52.9%

  3. Signatory Vintage 1977 24y 56.8%

  4. Douglas Laing Old&Rare 1974 28y 56.8%

  5. Modern Masters 1982 57.1%

  6. McIntyre 1988 12y 62.3%

  7. SMWS 4.92 10y 65.5%

  8. Kingsbury Handwriting 26y 51.5%

  9. Mackillop's Choice 24y 53.0%

  10. Moon Import "The Animals" 1975 26y 53.2%

  11. Blackadder Raw Cask 1982 20y 57.6%

  12. SMWS 4.70 10y 58.9%

  13. Samaroli Coiltean 1985 15y 45%

  14. Blackadder Highland Park 20y 58.9%

  15. SMWS 4.87 28y 44%

    Tasting Note Top Page

HIGHLAND PARK
4.106
Age
Alc.
Bottler
16y
58.7%
SMWS(ソサエティ)
Distilled
Bottled
Memo
1988.11
2005.8
Sherry Butt Out-turn 605(ボトリングされた本数)
Who
When
Where
山崎白秋
2005.12.11
BAR BARNS(SMWS試飲会)

(香)こげたゴムの香り。しだいに酸味が現れ、ゴムを打ち消すように上品さが出てくる。さらにコクのある甘さも感じ、シェリーだけに終わらない秀逸なモルトである。

(味)軽いピートが心地よい。やや辛く、ピリピリする。

(SMWS試飲会のテイスティングノートより)

HIGHLAND PARK
Celtic 1981
Age
Alc.
Bottler
22y
52.9%
Kingsbury
Distilled
Bottled
Memo
1981
2001
 
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2004.11.28

(香り)トップノートは上品なフルーツ香、ライトボディ。個性の弱い印象はリフィルオーク熟成のものか。ややいがいがしている、軽いピート香なのであろうか。 しばらくするとハッカあるいはミントの香りがしてくる。さらに時間がたてばキャラメルの印象が強くなる。

(味) まず軽くピートを感じる、ほどなくやってくるほどよい酸味。 ピリピリと刺す印象が強い。やや甘味を感ずる。香りはライトだが、味はミディアムである。

(コニサーズクラブ 04年11月のテイスティングノートより)

HIGHLAND PARK
Vintage 1977
Age
Alc.
Bottler
24y
56.8%
Signatory
Distilled
Bottled
Memo
1977
2001
 
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2004.11.28

(香り)硬い香り、あるいは金属的な香りである。硬質な香りからくる若さを感じる。甘い香り、ややひねた香りがある。軽いピート香。ハイランドモルトの若い、バーボン樽熟成の個性。

(味) やはり、若さを感じる。ぴりぴり舌をさす。アルコール感も強い。ツンと硬い印象。

(コニサーズクラブ 04年11月のテイスティングノートより)

HIGHLAND PARK
Old & Rare 1974
Age
Alc.
Bottler
28y
56.8%
Douglas Laing
Distilled
Bottled
Memo
1974
2002
 
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2004.11.28

(香り)きわめて上品な香りで、奥に高貴な香水を感ずる。酸味がありバランスが良い。 軽くウッディーで熟成を感じるが、長塾感は強いものでは無い。 その後、熟成香は成長してくる、さらにバニラの香りが強く出てくる。

(味) 香りは複雑でミディアムであったが、味はライトである。さまざまなフルーツの個性、ただしクライヌリッシュほどの華やかさではない。 やや酸味を感じる。軽いピート。

(コニサーズクラブ 04年11月のテイスティングノートより)

HIGHLAND PARK
Modern Masters 1982
Age
Alc.
Bottler
 
57.1%
Dalriada Whisky
Distilled
Bottled
Memo
1982
 
 
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2004.11.28

(香り)トップノートはいがいがした、軽いピートの香り。やや焦げた印象。奥にはキャラメルを感じる。時間がたてばようやくウッディーな熟成香が出てくるが軽いものである。

(味) 桃系のフルーツ香。味の数が少ない。ピリピリとしたアルコールの強さを感じる。

(コニサーズクラブ 04年11月のテイスティングノートより)

HIGHLAND PARK
1988
Age
Alc.
Bottler
13y
62.3%
McIntyre
Distilled
Bottled
Memo
1988
 
 
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2004.11.28

(香り)いがいがした軽いピート香、やや焦げた印象はNO.4と同質のものである。かすかに酸味を感じる。酸味により上品さを感じる。 しばらくするとキャラメル香が立ってくる。

(味) ひねたふくみ香。若さあるいはグレーンウイスキーの味わい。金属的な味、ハイランドモルトの若いものによくあるタイプ。全体的には荒い感じである。

(コニサーズクラブ 04年11月のテイスティングノートより)


HIGHLAND PARK
4.92
Age
Alc.
Bottler
10y
65.5%
SMWS(ソサエティ)
Distilled
Bottled
Memo
1992.11
 
Re-fill Butt Out-turn 601(ボトリングされた本数)
Who
When
Where
山崎白秋
2004.4.4
BAR BARNS(SMWS試飲会)

(香) つんととがってシャープな印象。軽いピート香が非常に心地よい。ただし若さも感じ、もうすこし深みがほしいところか。

(味)アルコール感は強い、シャープでドライ。かすかにボウモアのフローラルな石鹸を感ずる。

(SMWS試飲会のテイスティングノートより)

HIGHLAND PARK
Handwriting 26 y.o.
Age
Alc.
Bottler
26y
51.5%
Kingsbury
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2004.2.22

(香り)トップノートはもも系のフルーツ、きわめて上品かつ繊細。リフィルオークの長熟か。ただしボディーはそれほど厚くはない。
 しだいに香りは開いてきてキャラメル香の熟成香を感じる。フルーティーでありながらややドライ。

(味)フルーティー。ややピリピリとする。奥に「いがいが」あるいは軽いピートを感じるがほんのわずかである。

(コニサーズクラブ 04年2月のテイスティングノートより)


HIGHLAND PARK
SINGLE CASK MALT SCOTCH WHISKY
Age
Alc.
Bottler
24y
53.0%
Mackillop's Choice
Distilled
Bottled
Memo
1976
 
 
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2004.2.22

(香り)まず Kingsbury Handwriting とおなじ「もも系」のフルーツを感じる。その後の香りもほぼ同じようにきわめて上品かつ繊細な印象。
 しばらくすると、 Kingsbury 以上の熟成とボディーを感じるようになる。キャラメル系の熟成香と、繊細なフルーツが心地よい。
 やや酸味があり、 Kingsbury より硬質に仕上がっている。

(味)やはり、フルーティー、ややいがいがを感じる。軽いピートなのであろうか。
 加水するとグレンリベットのようなフルーティーさも感じられる。

 かれた長熟モルトといった印象で、ベテランのモルト飲み御用達といったところだ。

(コニサーズクラブ 04年2月のテイスティングノートより)


HIGHLAND PARK
"THE ANIMALS"
Age
Alc.
Bottler
26y
53.2%
Moon Import
Distilled
Bottled
Memo
1975
2001
HOGSHEAD 9944 
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2004.2.22
惹樽

(香り)香りの立ちが遅い、そのためライトに感じられる。これも Kingsbury 、Mackillop's Choice ときわめてよく似た香りでフルーティーであり、上品かつ繊細である。  よくこれだけ同じものを集められたものである。さわやかな印象はボトルの「アニマル」のイメージとはぜんぜん違うものである。 リフィルオークの印象、キャラメル系の熟成香。

(味) フルーティー。やや酸味を感じ硬質な印象。バランスがよく逆にコメントがしづらいといえる。

(コニサーズクラブ 04年2月のテイスティングノートより)


2003.8.16 惹樽によるテイスティングノート(自宅)

ムーンインポートのアニマルシリーズの1本。ロングモーンはトカゲだったけど、こちらのラベルにはカエルが5匹(なぜかカメレオンらしきのも1匹)。

(色)貴腐ワインを思わせるライトブラウン。

(香)花のような甘い香と上品なピート香が混じりあう。熟成をうかがわせる素晴らしい香りに期待が高まる。

(味)軽くピーティーでビター。とてもオイリーでナッティー、かつプラスチックを連想させる味わいはロングモーンに近いものを感じる。そのラベルデザインに負けない非常に個性的な味わいで、ブラインドでテイストしたらハイランドパークだとは絶対に思わないだろう。



HIGHLAND PARK
1982 Row Cask
Age
Alc.
Bottler
20y
57.6%
Blackadder
Distilled
Bottled
Memo
1982
 
 
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2004.2.22

(香り)トップノートはやはりもも系のフルーツ、上品ではあるが、奥にややモルティな香りも感じられる。
 時間とともに、やや暗い感じとなり、醤油のかおり、あるいは臭みを感じさせる香りとなる。やや、アルコールの刺激があり。

(味)ピリピリとしたアルコールの強さを感じる。 やはり味の方も香りと同系等の臭みを感じる。

 若さを感じることから、後に熟成年数が20年であることを明かされ熟成が遅いモルトといった印象であった。

(コニサーズクラブ 04年2月のテイスティングノートより)



HIGHLAND PARK
4.70
Age
Alc.
Bottler
10y
58.9%
SMWS(ソサエティ)
Distilled
Bottled
Memo
1990
 
 
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2004.2.22
惹樽

(香り)これも、もも系のフルーツを感じた、今回のテーマは同一蒸留所であることは間違いない。
 ややこげた香りがある、アルコールの刺激も強い。やさしい麦芽の香りもあり、もうすこし熟成がほしい。これも Row Cask と同じようなくさみがある。

(味)アルコールを強く感じる、フルーティ、かつモルティー。シャープな感じがスペイサイドモルトではないような印象をあたえる。

(コニサーズクラブ 04年2月のテイスティングノートより)

 

HIGHLAND PARK
COILTEAN 1985
Age
Alc.
Bottler
15y
45%
Samaroli
Distilled
Bottled
Memo
1985
2000
cask 95/1414  Bottle No.274 
Who
When
Where
Whose
惹樽
2003.8.4
自宅
惹樽

(色)きれいなゴールドカラー。

(香)刺激的なピート。加水すると花の香も・・

(味)ひたすらドライ。枯草のようなニュアンスがある(これが典型的ヘザー?)。ピーティーな味わいが舌の上ではじけ、タバコを思わせる後味が長く続く。オフィシャルからシェリーテイストを消して、ハイランドパーク独特のピ−トを強調したという感じ。

真っ黒でサマローリ独特の形のボトルとシンプルなラベルがかっこいい。栓もワインのようにコークスクリューが必要なコルク。

 

HIGHLAND PARK
Natural Strength 20 Years Old
Age
Alc.
Bottler
20y
58.9%
Blackadder
Distilled
Bottled
Memo
1975.9.26
1996.3
 
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2003.7.9
自宅
山崎白秋

(香り)ツンとアルコールが強く、香りのたちが遅い。ビターかつ軽いピート香、しばらくすると中程度の熟成香が感じられるようになる、潮の香りも広がってくる。 全体の印象はドライであり、20年の熟成を期待すると軽い失望を覚えるかもしれない。

(味) ドライかつシャープ。軽くピートがかんじられ、ハイランドモルトの個性は十分に感じることが出来る。ナッツの香りもすてきである。

 

 

HIGHLAND PARK
4.87
Age
Alc.
Bottler
28y
44%
SMWS(ソサエティ)
Distilled
Bottled
Memo
1973.10
 
Out-turn 435(ボトリングされた本数)
Who
When
Where
惹樽
2003.6.29
BAR BARNS(SMWS試飲会)

(香り) 年数のわりにはかすかなシェリー香。シェリー熟成にありがちなゴム臭は感じない。かすかに酸を感じ、ひたすら優しい。

(味)やさしい甘さが口の中に広がる。それでも引き締まった印象を受けるのがハイランドパークたる所以か?

とにかく心を安らかにしてくれる。人間が後から手を加えるブレンデッドならば分かるが、どうしてシングルカスクがこうした官能をくすぐる熟成の味わいを生み出すのか?神秘としか言いようがない。