OBAN オーバン -- Highland --

  1. Oban Double Matured 1980 43%

  2. Oban 14y 43%

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OBAN
The Distillers Edition 1980 Double Matured
Age
Alc.
Bottler
 
43%
オフィシャル
Distilled
Bottled
Memo
1980
 
Fino Sherry Cask Finish
Who
When
Where
Whose
惹樽
2003.10.12
自宅
惹樽

(色)ややくすんだゴールドカラー。

(香)まず砂糖をこがしたようなキャラメルの香りがたってくる。甘さを抑えたシェリー香の奥にかすかにピートの刺激が感じられる。

(味) まずシェリーの甘さを感じた後、潮っぽいピートの刺激が急激に口の中に広がり、やがてかすかな苦味のフィニッシュへゆっくり変化していく。

ピリっとした味わいはオーバン独特のものだが、香りにはほとんどらしさを感じない。ボトルの残りがわずかだったので香りが飛んでしまったのかもしれない。

 

 

 

OBAN
Aged 14 years
Age
Alc.
Bottler
14y
43%
オフィシャル
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2003.8.10
Stand Bar
Stand Bar

(香り) まず甘さを感じる。その後軽い熟成を感じるが、しばしば奥に草の香りを感じる。ドライな印象だが、熟成からくるセメダイン香もある。

(味) ミディアムボディ。味もドライであり、からい。ハイランドあるいはピートのきいていないアイラの個性であろうか。ごく軽くシェリーの印象も。

これをオーバンとは思わなかった。(ダルモアと思った)ピートをいっさい感じなかったからである。しばらく飲んでいなかったとはいえ、ずいぶん印象がちがうものである。あるいは味が変わったのか。


2003.6.18 惹樽のテイスティングノート(Stand Bar

(香り)かすかな甘い香り。非常に繊細なピート香。曇り空の下の海岸に花が咲いているような印象。すべてが控えめ。

(味) これも非常に繊細なスモークにかすかな甘さ。感覚をとぎすまさないと霧の向こうにあるものが見えてこない。

同時にブラインドテイスティングしたグレンリベット、クラガンモア、グレンフィディックはいずれも大人しいモルトだと思うが、それらに比べて、ぼやけたような印象を受け、ボトルを見るまでピートを感じることができなかった。この繊細さを味わうには最初の1杯でないと難しいのかもしれない。その日の体調を計るバロメーターにできるのではないだろうか。