CLYNELISH クライヌリッシュ -- Highland -

  1. The Whisky Exchange Clynelish 1972 32y 49.4%

  2. Kingsbury (Hand Writing) 1972 32y 53.4%

  3. Distillery Collection 1974 31y 55.2%

  4. Modern Masters 1974 55.6%

  5. SMWS 26.35 21y 56.7%

  6. SMWS 26.43 22y 54.4%

  7. Kingsbury Celtic Clynelish 1990 14y 53.1%

  8. Scotch Malt Sales Highland Classic 14y 58.3%

  9. SMWS 26.34 31y 58.7%

  10. BBR Clynelish 1972 30y 43%

  11. Hart Brothers 14y 53.3%

  12. Kingsbury Clynelish 1990 10y 54.2%

  13. SMWS 26.15 10y 56.7%

  14. SMWS 26.23 19y 56.6%

  15. Dun Bheagan Clynelish 19y 57.5%

  16. Distillery Collection Clynelish 1972 58%

    Tasting Note Top Page

CLYNELISH
1972
Age
Alc.
Bottler
32y
49.4%
The Whisky Exchange
Distilled
Bottled
Memo
1972.12.14
2005.6.6
Outturn 206 Bottles
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2005.12.25

(香り) トップノートは上品で高貴。さわやかで繊細、ミントの香。奥にかすかに熟成香があるがけっして前面にでてくることは無い。 スペイサイド、北ハイランドモルトの中間的印象。

(味) じつにフルーティー、ブドウ系のあじわい。だが、意外にドライ。ややひねたフィニッシュを感じる。

(コニサーズクラブ 05年12月のテイスティングノートより)


(香)最初の香りは長期熟成のモルトによく感じられる溶剤系だが、やがて甘いトロピカルフルーツが主体になる。かすかにウッディでもあるが、この年数のものとしては抑えられている。

(味)舌の上で粘性の高さを感じ、上品な甘さの後にスパイシーな刺激がはじける。香りにはほとんど感じられなかった潮が口の中に広がり、ややビターに変わっていく。

 味わううちに様々な顔が現れてきて楽しいモルト。開封後の変化にも期待が持てそう。見た目(香り)は雰囲気のある熟年美女、話をしてみるとちょっと毒舌で少々男っぽいところも魅力ってな感じかな。飲み干した後のグラスに残った香りが素晴らしく、ついついおかわりをしてしまいます。

(2005.4.8 惹樽、自宅におけるテイスティングノート)


CLYNELISH
Aged 32 Years (Hand Writing)
Age
Alc.
Bottler
32y
53.4%
Kingsbury
Distilled
Bottled
Memo
1972
2005
 
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2005.12.25

(香り) 繊細で上品なトップノート。非常に爽やかでミントの印象が強い。やや潮っぽい香りもあり、スペイサイドと言い切れない。

(味) やはりフルーティー、幾種類ものブドウがあらわれる。ミント、ハーブの含み香。ドライでフィニッシュは長くは無い。

(コニサーズクラブ 05年12月のテイスティングノートより)

 


CLYNELISH
Distillery Collection
Age
Alc.
Bottler
31y
55.2%
スコッチモルト販売
Distilled
Bottled
Memo
1974
 
 
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2005.12.25

(香り) 繊細で上品。さわやかでミントが強い。しだいに熟成感が広がってくる。酸味がほどよい。 しだいにバーボン樽由来のキャラメル香が立ってくる。胡椒の香りも現れ香りの数は多い。 かすかに甘くバニラの香りが出てくる。できのよいモルトではあるが、ボディが軽い。

(味) さわやかでフルーティー、果物はたくさん感じ取ることはできるがドライ。しだいに熟成がひろがる。しぶみが感じられ長熟の片鱗が見え隠れする。

(コニサーズクラブ 05年12月のテイスティングノートより)

 


CLYNELISH
1974
Age
Alc.
Bottler
55.6%
Modern Masters
Distilled
Bottled
Memo
1974
 
 
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2005.12.25

(香り) トップノートはヌカのかおり。しけた香りが強く土っぽい。しだいに甘い香りが強くでてくる、かすかにフルーティー。

(味) 酸味と甘味のバランスが良い。ミントのフィニッシュ。香りほどの特徴がない。

(コニサーズクラブ 05年12月のテイスティングノートより)

 

CLYNELISH
26.35
Age
Alc.
Bottler
21y
56.7%
SMWS(ソサエティ)
Distilled
Bottled
Memo
1983.5
2004.9
Out-turn 248(ボトリングされた本数)
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2005.12.25

(香り) トップノートは醤油。やや湿った香り。麦芽の香りが前に出るが、若いと感じる種類のものではない。奥にミントの香り。 しばらくするとキャラメルの香りが立ってくる、バーボン樽熟成のものであろうか。酸味も程よく香りバランスが良い。

(味) 口に含むとジンとする。ドライであり味わいはやや単調。

(コニサーズクラブ 05年12月のテイスティングノートより)


(香)爽やかなフルーツ、しかしボディーは厚い。ややジャーキー。深みのあるキャラメル香、バーボン樽の個性を感じる。ややアルコール焼けの香りを感じる。

(味)フルーティーで非常にさわやか。しかしドライで口にまとわりつかない。

(2005.4.17 SMWS試飲会のテイスティングノートより)

CLYNELISH
26.43
Age
Alc.
Bottler
22y
54.4%
SMWS(ソサエティ)
Distilled
Bottled
Memo
1973.5
2005.6
Out-turn 247(ボトリング本数) "激しく甘く"
Who
When
Where
山崎白秋
2005.12.11
BAR BARNS(SMWS試飲会)

(香)まずウッディーな熟成香がすばらしい。木の香りは幾重にも重なり、森にいるようである。 さらにフルーツがいくつも感じられる。酸味の具合もちょうど良くたいへんすばらしいモルトである。

(味)フルーティー、フルーティー、フルーティー。さらに口に含んでいれば、熟成感が加わり申し分ないモルトである。

(2005.12.11 SMWS試飲会のテイスティングノートより)

 

CLYNELISH
1990 (Celtic)
Age
Alc.
Bottler
14y
53.1%
Kingsbury
Distilled
Bottled
Memo
1990
2004
-
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2005.3.19

(香り)非常に濃い香り。こげた、香ばしい香り。キャラメルの香りも強い。ファーストフィルのシェリー樽の個性である。
 しばらくすれば、醤油を思わせる香りも。酸味とにがみがバランスして、ファーストフィルシェリー樽のいやみが感じられない。

(味)やはりこげた個性が強い、ファーストフィルのシェリー樽のものである。ここでも酸味がほど良くきいており、シェリーがいやみにならないぎりぎりの味わいである。

(第13回 BAR HAYAFUNE シングルモルトの会 のテイスティングノートより)

 

 


CLYNELISH
Highland Classic
Age
Alc.
Bottler
14y
58.3%
スコッチモルト販売(リキットゴールド)
Distilled
Bottled
Memo
1990
 
10リットルの樽に詰めかえ後、約2ヶ月
Who
When
Where
山崎白秋
2005.1.9
HK氏宅
harazaki

(香)若い、水っぽい。ヌカズケの香り、あるいはピクルスの香り。醤油の香りも。

(味) 北ハイランド系の若く金属的な味。

(裏モルト会のテイスティングノートより)


(harazaki氏のブログより)

まだ、若いモルトですが、数年後の成長を楽しみに樽の管理をしていきます。まだ、少し樽香が強いので、一度中身を徐々に入れ替える予定。なお、今年は10リットルの樽のタリスカーを年末に購入する予定。皆さんの評価が低かったので少し残念。

CLYNELISH
26.34
Age
Alc.
Bottler
31y
58.7%
SMWS(ソサエティ)
Distilled
Bottled
Memo
1972.11
2004.3
Out-turn 238(ボトリング本数)
Who
When
Where
山崎白秋
2004.12.12
BAR BARNS(SMWS試飲会)

(香)さまざまなフルーツが香り、さわやかにみたされる。軽いピート香。

(味)フルーツの競演。さわやかな酸味とともに幸せな気分になる。

(04.12.12 SMWS試飲会のテイスティングノートより)


(香)トップノートはすばらしく甘美なフルーツ(桃の缶詰?)。かすかなピートのアクセント。

(味)ピリッとスパイシー。熟成年数からは考えられないほどフレッシュでパンチがある。

 クライヌリッシュは個人的に一番好きな蒸留所だが、これは今までに出会った中でもNo.1といえる出来だと思う。この日はこれを飲めただけでも幸せでした。

(04.10.3 SMWS試飲会のテイスティングノート by惹樽より)

CLYNELISH
1972
Age
Alc.
Bottler
30y
43%
BBR
Distilled
Bottled
Memo
1972
2002.9
 
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2004.5.4
HK氏宅
Kojima

(香り)いきなりかおる熟成香、ウッディーでエステリー。長熟のシェリー香。すぐに熟成しているなと感じさせるモルトである。奥には軽いピートが感じられる。さらに花の香りも感じられる。

(味)ツンと硬いかおり、フルーティー。やや甘いが、ピリピリとしている。ややひねた味。軽いピート香がある。

(裏モルト会 04年5月4日のテイスティングノートより)


CLYNELISH
Aged 14 Years Cask Strength
Age
Alc.
Bottler
14y
53.3%
Hart Brothers
Distilled
Bottled
Memo
1988.3
2002.9
 
Who
When
Where
Whose
惹樽
2004.2.27
自宅
惹樽

(色)見事なゴールドカラー。

(香)最初はなかなか香りが立ってこないが、やがていかにもクライヌリッシュらしい麦が凝縮されたようなモルトの香りと、細くとがった感じのピート香が出てくる。 さらに時間をおくと、花や蜂蜜のような甘い香りが支配的になるが、かすかなオークの香りも感じられる。

(味)最初はやや青臭いハーブで軽い甘さを感じたあとに、胡椒の刺激が舌の上ではじける。さらにハッカのように舌をすっとさせた後に心地よい苦味(ローズマリー?)が口の中に広がり、それが長く続く。 加水すると甘さが引き立つが、複雑な味わいは健在でバランスは崩れない。

CLYNELISH
Aged in VALDESPINO'S COLISEO AMONTILLADO SHERRY CASK
Age
Alc.
Bottler
10y
54.2%
Kingsbury
Distilled
Bottled
Memo
1990.1
2000.2
 
Who
When
Where
Whose
惹樽
2003.12.18
自宅
惹樽

(色)かすかに赤みと緑を帯びた透明感のあるゴールド。シェリーバットで熟成したものとしては、かなり薄めの色合い。

(香り最初に感じるのはむしろバーボン樽熟成に感じるようなハニー系の甘い香りとカラメル。クライヌリッシュ独特のきれいなピート香もあるが、かなりおさえられたもの。やがてシェリー香も出てくるが、ゴムや硫黄系の匂いは感じない。

(味)味も甘さがかなり抑えられている。舌の上で焦がしたようなビターを感じた後にスパイスがはじける。味にはごく軽くゴムを感じるがいやみではない。若いクライヌリッシュというとリッチな麦芽の甘さを想像するがこれは意外にドライである。エチケットを読むと、very dry old Amontlillado のカスクとあるのでその影響であろう。

CLYNELISH
26.15
Age
Alc.
Bottler
10y
56.7%
SMWS(ソサエティ)
Distilled
Bottled
Memo
1990.6
2000.2
Out-turn 250(ボトリングされた本数)
Who
When
Where
Whose
惹樽
2003.7.4
自宅
惹樽

(色)透明感のあるゴールド

(香り)モルティーがまず感じられるが、すぐに消えてきれいなオレンジの香りに変わる。軽いピート香がオレンジの甘さと混じりあって心地よい。

(味)最初にビターを感じ、濃厚な麦芽とはちみつの甘さになるがフィニッシュでスモーキーな苦さが戻ってくる。

若さに似合わない複雑なモルト。ソサエティが出すクライヌリッシュの典型か?



CLYNELISH
26.23
Age
Alc.
Bottler
19y
56.6%
SMWS(ソサエティ)
Distilled
Bottled
Memo
1983.5
 
Out-turn 169(ボトリングされた本数)
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2003.6.22
Stand Bar
Stand Bar

(香り)上品で繊細なシェリー香を感じる。ただしシェリー香を感じたのは私だけであり、クライネリッシュが一般的にバーボン樽で 熟成していることを考えると、熟成香がシェリー香と思わせたのかもしれない。 その後シェリー香は消えてしまい、花の香りが後を追うように現れてくる。全体的な香りの印象はミディアムボディの熟成モルトといったところか。

(味) フルーティーでドライである。かすかな酸味と、非常に軽いピートを感じる。上品、かつ繊細な熟成モルトから、 クライネリッシュとは思わなかったのが本音である。クライネリッシュとしては、優しすぎるのである。

(コニサーズクラブ 03年6月のテイスティングノートより)


(惹樽のコメント)
1月のSMWS試飲会で飲んで非常に気に入った1本。今回はブローラの後に出てきたためかピート香をほとんど感じられなかったが、バランスがよく繊細な傑作だと思う。SMWSのリストには「尾を引くキス」という思わせぶりなコピーがついている。なお、このボトルは、information BAR(一宮)にも置いてある。

 

 

CLYNELISH
Aged 19 years
Age
Alc.
Bottler
19y
57.5%
Dun Bheagan
Distilled
Bottled
Memo
1983
 
 
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2003.6.22
Stand Bar
Stand Bar

(香り)酸味をともなったキャラメルのような香りである。その後、砂糖水を連想させる甘い香りがしてくる。ほんとは砂糖水ににおいなどないのだが。 奥にはフルーティーさがただようが、SMWS26.23とはうって変わって重くしずんだ香りの印象だ。

(味)軽いピートを感じる。やはりこのモルトもドライであり酸味は少ない。軽くバーボン樽の個性もある。バーボン樽の個性を明確に文字に できないところが残念ではある。

(コニサーズクラブ 03年6月のテイスティングノートより)


(惹樽のコメント)

ダンビーガンという聞き慣れないボトラーズの1本。SMWS26.23と比べると同じ19年なのにひねた印象がある。麦芽を凝縮したような味を感じ、クライヌリッシュらしいモルトといえるだろう。なお、このボトルも、information BAR(一宮)に置いてある。

 

CLYNELISH
Distillery Collection Clynelish 1972
Age
Alc.
Bottler
30y
58%
Sctoch Malt Sales
Distilled
Bottled
Memo
1972
  
 
Who
When
Where
Whose
山崎白秋
2003.6.22
Stand Bar
惹樽

(香り)まずたってくるのは、SMWS26.23と共通の甘い香りとかすかなシェリー香である。上品かつ繊細な熟成香を感じ、かなり上質なモルトであることを意識する。

(味)熟成されたフルーツ、ただし甘くはなくドライである、奥には軽くピートなのであろうかいがいがとした印象がある。熟成したモルトによくある、 まったりとした重みはない。 いろいろ熟成モルトを飲んできたモルト飲みが、最後に行き着くこととなる、かれた熟成モルトといった感じであろうか。 このモルトもクライネリッシュというには非常に難しい一本であった。

(コニサーズクラブ 03年6月のテイスティングノートより)


(惹樽のコメント)

SMWS26.23と比べるとやや平板な印象を受けるが、30年熟成にしては力強さを残している。