<ジャンクドリンク不要宣言> 03.07.02 惹樽

林真理子のエッセイを読んでいたら、やたら贅沢なワイン(ロマネ・コンティだとかペトリュスとか)の話が出てきて、やや「ムムッ」と思ったのだが、実は彼女はダイエット中ということもあり普段はお酒を飲まないのだそうだ。そして「おいしい酒しか飲まない」と高らかに宣言している(もうひとつ「いい男としか飲まない」というのもあったが)

彼女は外で食事するときはほとんどウーロン茶を飲んでいて周囲をしらけさせていると書いているが、私自身もごくまれに行く居酒屋ではウーロン茶を飲むことが多くなっている。車で出ることが多いということもあるが例の発泡酒が出てきて以来、普通にビールのつもりで頼んでも出てくるのは発泡酒だったりして、あまり飲みたいという気にならないのだ。

居酒屋ではチューハイのようにひたすら飲みやすいお酒が主流で、ビールもそうした影響からか以前に比べると明らかに甘口になっているように思う。こうした場所ではウイスキーなどのハードリカーの居場所はない。

私は発泡酒、チューハイ、居酒屋で出されるカクテル(もどき?)などを総称して、ジャンクフードになぞらえて「ジャンクドリンク」と呼んでいる。ジャンクフードがただ腹を満たすため、口寂しさをまぎらすためだけに食べられているように、ジャンクドリンクはただ酔うためだけに飲まれているというのは言い過ぎだろうか?

これらを楽しんでいる人たちがいる以上、その存在意義を否定するつもりはないが、自分は死ぬまでにあとどれぐらいのお酒を飲めるのだろうかと考えるような年齢になってきたので、林真理子を見習うことにしようと思う(「いい女としか飲まない」と言える立場にないのが悔しいが)

つきあい酒というのもあるので貫徹できるとは思わないが、車で出かけてしまえば、きっぱり断る理由にできるようになったので、これを利用してしまおう。

「いい酒しか飲まない!」そして「うまい酒を飲める機会はのがさない!!」