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Connoisseures Club -- Mar. 2007 --
GLENTURRET
2007年3月度コニサーズクラブ |
テーマ:グレンタレット |
2007年3月25日 Stand Bar |
テイスティングノート 山崎 白秋 記
今月のお題は、「グレンタレット」である。
スコットランド最古の蒸留所として有名であるが、タウザーをご存知の方も多いのではないだろうか。
ハウススタイルとしては、青リンゴ系のフルーツで、ライトかつ爽やかといった印象がある。オフィシャルボトルではライトなものが多いと思うが、ボトラーズものではどうであろうか。
さて、今回の5本を紹介しよう。
(香り) トップノートは上品でドライ、香りの立ちの遅い方である。しばらくすると軽くフルーツが香ってくる、梨系。奥にいがいがしているのは、軽いピートであろう。
わずかにタクアン香がするが、シェリー樽由来のものであろうか。さらに時間をおけば甘さやバニラも感じることができる。酸味もバランスして香る。
(味) 酸味を基調とする味。素晴らしくウッディーでフルーティー。控えめな熟成を堪能できる。
(香り) ドライかつ軽くフルーティー。わずかなタクアン香と弱いピート。しばらくグラスを回していると麦芽由来の風味とともに甘味が漂ってくる。
(味) やはりドライかつフルーティー、味にピートは感じられない。ミディアムボディー。
(香り) まったりとふくよか。ミルキーな丸みがこころを落ち着かせてくれる。さらに少しの酸味と包まれるような木の香り。
(味) 軽いフルーツのあじわい、梨系。じつにさわやかな梨である。
(香り) 軽い酸味、ほんのわずかなタクアン、リフィルシェリーか。しだいに香りは開いてきてじつに華やかになってくる、青空のようだ。フルーツの香りも濃い、ブドウ系のフルーツである。
熟成由来のウッディー香りもすばらしい。かすかにフェノールを感じる。
(味) フルーティーではあるが意外にからい。味では梨系のフルーツである。ウッディーな含み香はやはり熟成由来のものか。
(香り) 花の香りと、まったりとしたふくよかさが同居する。ミルキーな香りはホッとする種類のものだ。
ややアルコール感があり、砂糖水を感じるのは若さからか。しだいにバニラ香が広がってくる、バーボン樽由来であろう。
(味) ドライで口の中がジンジンとする。ブドウ系のフルーツ。やや単調なあじわい。
▼投稿者/赤枝騎士さん at 2007年03月29日 16:32
懐かしいキングスバリーが有りますね?。当時、良くタレットは見ましたが、今はホント見なくなりましたね?。(;_;)
▼投稿者/モルト大好きさん at 2007年03月30日 05:35
>ophiuchi 様
99回目もおいしそうなモルトが揃いましたね
飲んだことがありそうなのは3本かなぁ(^^)
今回のテイスティングコメントも気になりますが、来月が100回目ということでその時のテーマも気になります
すごいテーマになりそうですね(^^)
▼投稿者/ophiuchi(管理人) at 2007年03月31日 18:56
>赤枝騎士様
“懐かしいキングスバリー” は1997年のボトリングでした。
>モルト大好き様
実は山崎白秋産からテイスティングノートをメールしていただいたのですが、まだ目を通せていません。明日はSMWSの試飲会ですので、その後になりそうかな。100回目は私も非常に楽しみにしています。