Connoisseures Club -- Aug. 2006 -- DALLAS DHU
テイスティングノート 山崎 白秋 記 今月のお題は、「ダラスデュー」である。 マイナーな蒸留所であり、1983年に閉鎖されている。私自身もこの蒸留所について特に個性としてインプットされてはいなかった。 閉鎖蒸留所は美味しくないのかの、再議論ではないが今回もかなりうまかったのである。 5本のノージングを終えての印象は、ウッディーで良い意味で渋さを感じた。熟成感も満足できるもので、お気に入りの蒸留所の仲間にいれてもおかしくないものであった。
さて、今回の5本を紹介しよう。 ***[NO.1] SMWS 45.14 ダラスデュー 1975-2005 29年 52.0% *** (香り) トップノートは甘い桃、エレガントでエステリー。非常にスムースである。しばらくすると熟成由来のキャラメル香がただよう。
(味) フルーティーでのみやすい、ミディアムボディ。しばらくするとウッディーな熟成感が広がってくる。
(香り) スパイシー、かつミント。上品な香りでフルーティー。酸味がほどよく、印象をひきしめている。 しだいにウッディーな熟成感が開いてきて、長熟である事をかんじさせる。 (味) まずミントを感じるが、すぐさま極めてウッディーな含み香に満たされる。 香りはよいが味はいまひとつであるモルトはよくあるが、このモルトは味わいがすばらしい。 渋み、樽由来の含み香、酸味がすばらしくバッテドされている。 ぴりぴりとしたフィニッシュ。
(香り) トップノートはハッカ、ミント。エレガントでフルーティー。かすかに麦芽風味が香るが若さを感じるものではない。 抽象的な表現ではあるが、焼けた夏の香りがするのである。さらにキャラメルの香りがすばらしい。 (味) スパイシーでミント、軽いピートが感じられる。味は割に単調。 ***[NO.4] ケイデンヘッド ダラスデュー バーボン 1979-2004 24年 61.4% *** (香り) じつにエレガントでフルーティー、上品な香りがいっぱいに広がるのである。しだいにキャラメル香と心地よいウッディーな熟成香で満たされる、トップランクの香りである。 (味) きわめてフルーティー、さらに深ぶかとした木の含み香が口いっぱいにひろがる。 上品な甘味もボディを厚くしている。ウッディーな熟成感がすばらしく、じつにうまい。 ***[NO.5] レアモルト ダラスデュー 1975 21年 61.9% *** (香り) フルーティーかつ酸味をかんじさせる。エレガントかつふくよかである。かすかなピートがあり、いろいろな香りがバランスよく立ってくる。 (味) 酸味とフルーツがすぐさま広がる。後を追って軽いピートが味わいを引き締める。からくてドライ、よい意味で樽由来の苦味が心地よい。
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▼投稿者/ クライフ さん 2006年 09月21日 23:41 >ophiuchi様 はじめまして。 ▼投稿者/ophiuchi(=管理人 惹樽) 2006年09月22日 09:48 >クライフ様 さっそくご訪問いただきありがとうございます。 蒸留所別にこだわっているわけではありませんが ぜひ、ご参加ください。 ▼投稿者/オオタ さん 2006年09月22日 10:38 ophiuchi様、ようこそウスケバへ。 山崎白州さんにも是非ウスケバに参加していただきたいですね。宜しくお伝え下さい。 ココを見て参加希望者(同志)が増えたら楽しいですね。お近くの方は是非参加してみて下さい。 あとカテゴリのウイスキーサークル内に「名古屋コニサーズクラブ」を追加しておきます。ご利用下さい。 ▼投稿者/comemas さん 2006年09月22日 11:08 ophiuchi様> ▼投稿者/ophiuchi(=管理人 惹樽) 2006年09月22日 16:54 >オオタ 様 カテゴリまで作っていただきありがとうございます。 >comemas 様 今回は私の手持ちは入っておらず、私の手元には チール・ナン・ノクのダラスデュがあります。
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