Connoisseures Club -- Dec. 2005 -- CLYNELISH
テイスティングノート 山崎 白秋記 今月のお題は、「クライヌリッシュ」である。クリスマス企画ということで、メンバーの間では一番人気と言っても良いクライヌリッシュの長熟が5本集められた。
さて、今回の5本を紹介しよう。 ***[NO.1] ウイスキーエクスチェンジ クライヌリッシュ 1972-2005 32年 49.4% *** (香り) トップノートは上品で高貴。さわやかで繊細、ミントの香。奥にかすかに熟成香があるがけっして前面にでてくることは無い。 スペイサイド、北ハイランドモルトの中間的印象。 (味) じつにフルーティー、ブドウ系のあじわい。だが、意外にドライ。ややひねたフィニッシュを感じる。
(香り) 繊細で上品なトップノート。非常に爽やかでミントの印象が強い。やや潮っぽい香りもあり、スペイサイドと言い切れない。 (味) やはりフルーティー、幾種類ものブドウがあらわれる。ミント、ハーブの含み香。ドライでフィニッシュは長くは無い。
(香り) 繊細で上品。さわやかでミントが強い。しだいに熟成感が広がってくる。酸味がほどよい。 しだいにバーボン樽由来のキャラメル香が立ってくる。胡椒の香りも現れ香りの数は多い。 かすかに甘くバニラの香りが出てくる。できのよいモルトではあるが、ボディが軽い。 (味) さわやかでフルーティー、果物はたくさん感じ取ることはできるがドライ。しだいに熟成がひろがる。しぶみが感じられ長熟の片鱗が見え隠れする。 ***[NO.4] モダンマスターズ クライヌリッシュ 1974 55.6% *** (香り) トップノートはヌカのかおり。しけた香りが強く土っぽい。しだいに甘い香りが強くでてくる、かすかにフルーティー。 (味) 酸味と甘味のバランスが良い。ミントのフィニッシュ。香りほどの特徴がない。 ***[NO.5] SMWS クライヌリッシュ 26.35 1983-2004 21年 56.7% *** (香り) トップノートは醤油。やや湿った香り。麦芽の香りが前に出るが、若いと感じる種類のものではない。奥にミントの香り。 しばらくするとキャラメルの香りが立ってくる、バーボン樽熟成のものであろうか。酸味も程よく香りバランスが良い。 (味) 口に含むとジンとする。ドライであり味わいはやや単調。
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★<タイトル>先月の補修をしてきました ▼投稿者/ 博雅堂主人 2006年1月8日(日)21時18分 博雅堂主人です。前回のMALT会を欠席したままだったのですが、本日補修を受けてきました。なるほど、なるほど意外な結果でした。木股さんにヒ ントを出されたので正解はできましたが、普通は無理です。ましてやラベルを見るか、蒸留所名を知らされ、尚且つ熟成年数を告げられたら絶賛の 嵐でしたでしょう。ここがブラインドの良いところです。今年も宜しく。 ★<タイトル>クライネリッシュ! ▼投稿者/ STANDBAR マスター 2006年1月13日(金)2時52分 皆さん年末のクライネリッシュいかがでしたか? |
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